【新型BMW『5シリーズ』日本登場】デザインが生んだ技術革新

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【新型BMW『5シリーズ』日本登場】デザインが生んだ技術革新
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カメラマン泣かせのクルマである。というのも新型『5シリーズ』は多くの「線」と複雑な「面」とによって構成され、写真ではそれらを少々うるさく感じてしまうのだ。しかし実車は違った。そこにはデザイナーと技術部門との議論から生まれた美しい造形があった。

「『Z4』や『7シリーズ』にも共通することですが、みなさん実車のほうがいい、とおっしゃいます」と語るエンジニアリンググループ・試験技術ゼネラルマネージャーの山根健氏。「先代には無い、エッジの効いたライン、そしてボディサイドの流れるような逆r(凹面)は、クルマが走るという動きの中で美しく見えるようにデザインされたものだからです」

確かに実車を見ると写真ではわからない面の移り変わりや、サイドシルの造形、フロントからウエストラインへ消える線などが見て取れる。しかしこれだけの面を作るプレス技術は相当なものだろう。

「プランの段階からデザイナーと製造技術の間に多くの議論がありました。クルマはカッコ悪いと売れません。カッコよくするための努力は惜しまず、そこから製造部門も作り方のイノベーションを狙ったのです」と山根氏。

デザインは世の中の流行を作り出すと同時に、技術革新までも生み出している。理想的な相互関係の中から、美しいデザインは生まれる。

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