政府が29日に開いた地球環境保全関係閣僚会議などで、2001年度の温室効果ガス排出量が前年度比2.5%減の12億9900万トンになったことがわかった。産業部門や家庭部門が前年度比2.5〜3.8%減ったことが主因。自動車排ガスなど運輸部門からの排出量は、1台当たりの走行距離が伸びたため、逆に0.8%増えている。京都議定書が基準とする90年比では5.2%増の計算。前年を下回ったとは言え、同議定書の目標達成には2012年までに11%以上の削減が必要と、依然厳しい情勢だ。