8月24日の第13戦ハンガリーGPでホンダは、250戦目のGP参戦を記録する。これまでホンダ以上の参戦記録を持つメーカーチームは、フォード、フェラーリ、ルノーの3社しかない。
2003年現在のホンダは、第3期復帰当時の2000年と同様、B・A・R 1チームだけにエンジン供給先を絞ることになった。そして当初からの目的である車体の共同開発においても、これまでにないほどの充実した布陣で臨んでいる。
ブラックリーにあるB・A・Rファクトリーには、昨年までのほぼ2倍のエンジニア、デザイナー達が、ホンダから派遣され、チームスタッフと共同作業を重ねている。これこそが、トップチームへ1日でも早く肉迫しようという、ホンダの決意の表れに他ならない。