日産自動車は、同社の2002年度の環境における環境への取り組みと社会とのかかわりについて実績をまとめた「2003年3月期環境・社会報告書」を発行した。2002年度は中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2005」に基づいて活動を推進した。
2003年には、日産が国内で販売する乗用車の80%以上が超-低排出ガス車(U-LEV)となり、計画を2カ月前倒しで達成した。
また、燃料電池車『エクストレイルFCV』が国土交通大臣認定を取得、経済産業省の「水素・燃料電池実証プロジェクト」にも参画した。全生産工場・事業所の廃棄物焼却量を1999年比で44%削減、CO2総排出量も1999年比で11%削減した。
リサイクル・シミュレーションシステム「OPERA」をルノーと共同開発し、本格稼動に向けて準備を開始したほか、第1回日産ステークホルダー・ダイアログを開催して、持続可能なモビリティ社会実現に向けた取り組みを開始した。