静岡の東海電子が、バスやタクシー、トラック事業者向けの新型アルコール検知器を開発した。パソコンに接続して使うもので、測定と同時に測定者の顔写真を記録、測定結果とともに記録するもの。
データは測定終了と同時に他のパソコンへ転送できるように設定でき、記録の改ざんなどはほぼ不可能という。従来のアルコール検知器はハンディタイプで、記録などが残せないものが主流。ジェイアールバス関東のように、運転手の自己判断などに使っていたケースもあり、完全に飲酒運転を防げなかった。
このシステムによるチェックを運転手に義務づければ「二日酔いなども完璧に把握でき、飲酒運転防止に大きな抑止力となる」と同社では話している。ただ、運転手の飲酒行為自体はいかんともしがたいが…。