トヨタはアメリカで、2004年モデルの新型『シエナ』ミニバン、3万4437台のリコールを発表した。このミニバンはインディアナ州の工場で生産されたものだが、燃料タンクに問題があり、NHTSA(道路交通安全局)が行ったクラッシュテストでダメージが「非常に大きい」と評価された。
トヨタではクラッシュテストの結果を考慮して新しいデザインの燃料タンクを設計、無償で取り替えに応じる。クラッシュテストでのダメージが大きい、とされたものの、実際にシエナミニバンが衝突を起こし、燃料タンクがダメージを受けて火災を発生した、などのケースは報告されていない。