フォードは9月のフランクフルト・モーターショーに、デザインスタディである『ビーゾス』を出展する。このフル4シーター・ラグジャリー・スポーツカーについてフォードのヨーロッパ・デザイン部長、クリス・バードは「きわめて重要なプロジェクトだ」と説明する。
「クルマにたいする情熱を具現化するのはもちろんのこと、フォード・オブ・ヨーロッパのデザイン言語がどのように進化するのかを、明確に物語るコンセプトカーだ」
いっぽうフォード・オブ・ヨーロッパの商品開発担当副社長デリック・キューザックは「消費者とメーカーとのあいだに、エモーショナルな関係を築くことが可能だということを証明した。また我々の若いデザイナーにとっては、より表現豊かな未来を開拓する機会でもあった」と語る。
さらに続けて「ここ数年、我々は“ニューエッジ”デザインを用いて、欧州車市場においてデザインアイデンティティを確立した。今回のデザインスタディで消費者の反応を見て、次世代フォード・デザインを形成するのに役立てたい」という。ビーゾス(Visos)という車名はビジョン(vison)、ビジョナリー(visionary)にちなむ。