ホンダが29日発表した、2003年度第1四半期決算は、売上高が前年同期比3.7%増の2兆82億円となり、第1四半期としては4期連続の増加になるとともに、同3期連続で、過去最高となった。国内売上高は同19.1%の減少となったが、海外売上高が同10.3%増加した。利益は、為替のマイナス影響があり、3期ぶりに前年同期を下回った。
第1四半期は、4輪車の国内売上台数が、15万3千台と、前年同期にくらべ28.2%減の大きなマイナスとなった。ただ、海外が北米・欧州・その他地域とも増加したため、総売上高でプラスを確保した。
利益は、営業利益・税引き前利益・最終利益ともに前年同期にくらべマイナスになった。営業利益は、円高による為替影響がマイナス190億円あり、全体では前年同期にくらべ、12.1%減の1501億円にとどまった。最終利益は、同5.4%減の1018億円だった。