ホンダは、6月18日に発売した新型『インスパイア』の発売後1カ月の受注台数が、月間販売目標の2000台に対し、2倍近い3800台になった、と発表した。
これまでの受注内容によると、最上級機種の「アバンツァーレ」が全体の27%を占めた。同グレードには、世界初の「追突軽減ブレーキ」が標準装備されており、ホンダでは「先進の安全技術が、お客様に受け入れられた」としている。発売当初、アバンツァーレは全体15%と見こんでいたため、初期受注の段階では、予想を大きく上回ったことになる。このほかのグレードでは、「30TE」が25%、「30TL」が48%となった。
年齢層別では、細かなデータを公表していないが、主に40歳以上の顧客が中心になっているという。「若い心を持つ大人」をターゲットとした商品戦略が成功したようだ。また、主要オプションの装着率では、音声認識DVDナビゲーションシステムの装着率が85%と高く、ナビの需要が一段と高まっていることも裏付けた。