高速道路初のセルフ式ガソリンスタンド…中央自動車道

エコカー 燃費

日本道路公団とハイウェイ交流センターは10日、長野県下伊那郡阿智村にある中央自動車道の阿智パーキングエリア(PA)の上り線側に、高速道路内としては初のセルフ方式ガソリンスタンドを設置し、11日朝から営業を開始することを明らかにした。料金もハイウェイ交流センターやJ-Sapa(道路サービス機構)によって定められた上限価格より多少安くなる見込み。

このセルフ式スタンドは阿智PAの上り線側に試験的に設置されるもの。同PAのガソリンスタンドが老朽化してきたため、今年2月から改築工事が行われていた。運営会社は従来どおりコスモ石油系列となる。

市中のセルフ式スタンドと同じように、ドライバー自身が燃料の給油作業を行うもので、現金、クレジットカード、デビットカード(キャッシュカードを利用した銀行口座からの即時決済)が代金の支払いに使える。現金は紙幣のみを使用し、つり銭は店員から受け取る仕組みになっている。

ハイウェイ交流センターやJ-Sapa(道路サービス機構)が定めた燃料の上限価格は7月1日現在、ハイオク113円、レギュラー102円、軽油82円だが、セルフ式スタンドではいずれも2円安くなる見込み。

常駐する店員が給油機の使い方を説明することになっているが、自身による給油を嫌がる人も多いことから、一つ手前の恵那峡サービスエリア内に「次のPAではセルフ式給油所になります」という内容の案内標識を設置するほか、道路上に示す給油設備の標識にも「セルフ式」の文字を入れるという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース