ほぼ全国で情報を受けられるようになったVICS情報。来年度サービス開始の北海道北見地区を最後に、全国がカバーされる。
次は都市部でより多くの幹線道路での情報提供を望みたいが、地域の広がりだけでなく、情報の質の向上もそろそろ望みたい。提供情報にミスがないかの見直し、初めてのドライバーが情報を見てどの辺の渋滞情報かがわかる工夫など必要だろう。
関越道から東京都心に向かう目白通りでミスでないかという文字情報が表示された。目白通りと環8が交わる谷原交差点を超えたところ「目白通り 三品寺〜谷原間渋滞」とナビモニターに表示された。三品寺は関越道を降りたすぐの交差点で、渋滞情報を表示するならば練馬IC手前で表示すべきだ。
また、その道を初めて走るドライバーにとって、「○○交差点から1km渋滞」と書かれても、表示時点からどのくらい先で渋滞しているかが分からないことが多い。誰が見ても素早く渋滞の位置がわかる情報の工夫が必要だ。
提供ミスや不明瞭な情報についてはユーザーから広く募集することも視野にいれ、情報の質の向上をVICSに望みたい。