いすゞ自動車は2日、大型トラック『ギガ』に、オートマチック車のように操作できる新開発のトランスミッション「スムーサーG」を搭載した機種を設定し発売した。同ミッション搭載により、現行のマニュアルトランスミッション(MT)車にくらべ、燃費性能を約11%向上させた。
スムーサーGは、機械式のマニュアルトランスミッションをベースに、発進・変速・停止のシフトチェンジ・クラッチ操作を完全自動化した12段のフルオートマチックトランスミッション。同ミッション搭載により、燃費性能は、旧ギガのMT車にくらべ25%、現行ギガのMT車に比べ11%向上した。
設定したのは、ギガのうち、車両総重量が25トン以上のエアサスペンション搭載車。同社はすでに、中型トラックと、小型トラックの一部機種にスムーサーシリーズを搭載しており、燃費重視の商品ラインアップが整った。