【人とくるまのテクノロジー】将来は各ディーラーに! …スバルのシミュレーター

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「自動車技術展・人とくるまのテクノロジー展2003」は企業向けの展示会だ。来場者は最新技術を知るために訪れているので、展示物を「楽しむ」という雰囲気ではないが、唯一それが当てはまらないものがあった。

それは安全技術体験コーナーにスバルが出品していたドライビングシミュレーター。スバルとポリフォニー・デジタルが共同で制作したもので、プレイステーション2をiLink(IEEE1394)ケーブルで3台並列でつなぎ、ゲーム上で走るクルマの挙動を実際に再現できるようになっている。今年のジュネーブショーで初公開されているが、日本で開催されたオープンなイベントに持ち込まれるのは今回初めて。

『GT3』をベースに、走るクルマを新型『インプレッサ』のみに限定したスペシャルバージョンのソフトが入っており、走るコースは「Swiss Alps」となる。ゲームのシミュレーションエンジンは通常のGT3と同じなので、コントロールに『グランツーリスモ・ルポカップ・トレーニングバージョン』ほどのシビアさは要求されないが、三次元の挙動が実際に加わるためにリアルさではこちらが勝っている。段差に乗り上げた際の「ガガガガガガ」という突き上げには恐怖を感じるほどだ。

こういう展示会でしか味わえないことが残念だと思ったが、スバル技術本部の永瀬智崇さんは「将来的にはこれをディーラーに置くことも考えています。集客のためにはベストなアイテムだと思っています」と説明する。ディーラーが筐体を購入するという形になるが、スバルとしては1店舗1台が目標だという。

「これがディーラーに置かれるなら毎日だって通っちゃうよ」と言いたくなるような仕上がりだが、それがどの程度のものかは人とくるまのテクノロジー展の会場で試してほしい。23日まで。

《石田真一》

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