『ランクル』と『ハリアー』と『CR-V』しか狙わない窃盗犯

自動車 社会 社会

新潟県警と福島県警の合同捜査班は8日、RVをターゲットとした盗難を重ね、盗んだクルマをロシアに向けて不正に輸出していたロシア人窃盗グループを摘発、3人を逮捕したことを明らかにした。両県内などでは特定のRVのみ90台近くが盗まれる被害が相次いでおり、このグループが犯行に関与した疑いが強いとして調べを進めていく方針。

両県警の合同捜査本部の調べによると、この男らはロシア国内で人気が非常に高いトヨタ『ランドクルーザー』、同『ハリアー』、ホンダ『CR-V』をターゲットに盗みを重ねていたとみられる。両県では昨年秋から今年3月末までの間、この3車種を中心に88台、総額1億6000万円相当の被害が出ていた。いずれのケースも施錠状態のまま盗難被害に遭っており、警察では特定車種のみを狙った特異かつ組織的な犯罪として注目してきた。

直接の逮捕容疑は3月18日の未明、福島県郡山市内でハリアー(時価400万円相当)を盗み、新潟市内で盗んだ別のクルマのナンバープレートを付けて走行していたことだという。一連の事件発生以後、新潟県警では該当車種をパトロール中に見かけた場合、盗難届けが出されていないかをナンバー照会でチェックするが、この際には盗まれたナンバープレートがヒットしたため、発覚した。

3人は容疑を否認しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集