フォードは、ニューヨーク州での自動車リースを全面的に取り止めることを発表した。これは20世紀初頭に作られた、「事故によるクルマの破損、傷害などについてはメーカーが責任を負う」というニューヨーク州の法律が現在も生きており、自動車メーカーにとって不利なリース契約となるためだ。
法律はもともと、運転手を雇う裕福な層を対象としており、運転手が事故の際の責任を問われることがないように作られたもの。しかし現在こうした法律があるのはニューヨーク、ロードアイランド、コネチカットの3州だけだ。
GMも近々同様の決定を下す、と言われており、ニューヨーク州議会ではこの法律を無効とする手続きに着手している。