日本自動車販売協会連合会が1日発表した2002年度の新車販売台数(登録車)は、前の年度にくらべ1.6%増の404万3464台となり2年ぶりに増加した。登録車販売の景況を示す指標である400万台を上回ったのも2年ぶり。
乗用車は前年度比7%増の322万5059台になった。普通車は4.1%減の69万台だったが、小型車は同10.6%増の253万4971台と2ケタの増加となった。小型車は『マーチ』『キューブ』『デミオ』『コルト』など新型車効果で好調だった。
貨物車は、普通貨物(中型・大型)が前年度比0.8%増の8万1396台と微増となったが、小型貨物は17.3%減の71万9621台と大幅な減少が続いた。この結果、貨物車全体では、同15.7%減の80万1017台となり、統計を開始した昭和43年以来の過去最低となった。一部車種の統計区分が、乗用車に切り替わったほか、景気低迷で個人事業主の経営が厳しいこともあり、大幅なマイナスになった。