右見て、左見て、加速したら歩行者が目の前に!! 岩手県警パトカーが事故

自動車 社会 社会

24日午前、岩手県盛岡市内の県道で事件発生の通報を受けて現場に急行中の盛岡東署・地域課所属のパトカーが71歳の女性をはねるという事故を起こした。女性は左腕や腰の骨を折る重傷を負った。警察ではパトカーを運転していた23歳の巡査に前方不注意などの過失があったとして調べを進めている。

岩手県警・盛岡東署の調べによると、事故が起きたのは24日の午前11時30分ごろだという。事件発生の通報を受け、緊急出動した同署・地域課所属のパトカーが盛岡市中央通1丁目付近の県道交差点を右折しようとした際、横断歩道を左から歩いてきた71歳の女性をはねた。女性はすぐに病院へ搬送されたが、左腕や腰の骨を折る全治2カ月程度の重傷を負った。

当時このパトカーは赤色灯とサイレンを使用していたが、交差点に進入した際に数台の右折待ち車両がいたためにサイレンを停止。交差点に進入後、加速を始めたところで事故を起こしたという。警察ではパトカーを運転していた23歳の巡査が他の右折待ち車両や、直進車の動向に気を取られ、左側から横断を始めた女性の存在に気づくのが遅れたことが事故の原因として、この巡査を業務上過失傷害容疑で取り調べている。

岩手県警では「職員に対して安全確認を徹底させるよう指導するとともに、事故の再発防止を目指したい」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース