気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年3月6日付
●2003年F1開幕特集、疾駆(朝日・29-31面)
●トヨタ、6万円の成果配分、満額回答へ(産経・8面)
●奥田碩・日本経団連会長らシラク仏大統領と会談(産経・11面)
●奥田碩・日本経団連会長、英国に急きょ訪問、愛知万博出展を要請(東京・8面)
●ブース・マツダ社長が「RX-8」の出来ばえに満足、日本の歴史に残る技術(東京・8面)
●ブリヂストン、タイにタイヤ補強剤の新工場建設(日経・11面)
●ジュネーブ・モーターショーミニバン戦略車競演(日経・13面)
●トヨタと住友商事F1トヨタ公認グッズ、ロゴ入りの衣料など販売(日経・35面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車は今春闘で組合側がベア要求を見送る代りに初めて提案していた「成果配分」のべつ枠要求6万円について、満額で回答する方針を固めた。きょうの日経などが報じている。
前日の労使交渉の段階では「有額」までを取りつけていたが、5日の交渉では、組合側が今回限りの要求にしたいとの意向を表明。位置づけも「賃金の枠内」にこだわらない一時金的な扱いの姿勢を示したことで、経営側が「満額回答」で歩み寄ったという。
自動車業界ではいち早く「満額回答」した日産自動車に次いで、トヨタの交渉も、来週12日の回答予定日よりもほぼ一週間早い段階で決着したことになる。