気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年2月24日付
●都市再生に向けて、クルマと社会と共存するとは、東京外環道、凍結30年、インターの難問(読売・16面)
●BFSタイヤ回収癒えぬブランドの傷(毎日・9面)
●キーパーソン登場石野順三・三菱自動車広報部長「商品、企業、人を合わせPR」(産経・4面)
●パリ・ダカ2連覇、増岡選手、インタビュー権ネットで競売(産経・4面)
●2002年度「優れた会社」ホンダ首位、危機管理など評価(日経・1面)
●米フォード、新車開発マツダに学べ北米部門一新車台別組織に(日経・9面)
●経営を変える、トヨタ自動車・張富士夫社長「カイゼン」海外浸透へ走る(日経・13面)
ひとくちコメント
日経本社と日経リサーチが共同開発した多角的企業評価システム「プリズム」の2002年度ランキングで、前年4位のホンダが2年ぶりに首位に返り咲いた。自動車関連では日産が4位(前年16位)に急浮上、トヨタは9位(同4位)に後退している。きょうの日経によると、ホンダは「危機管理の徹底や積極的な特許出願など幅広い分野で高く評価された」と報じている。
最近になって「新古車」の税金徴収問題などか表面化するなど、必ずしも「危機管理の徹底」が高く評価されているとは思わないが、吉野浩行社長もトップの声の欄で「総合点では高い評価を得られたようだが、個別では前年より順位が下がった項目もある。どの項目も、もっと評価を高めて輝きを増すようにがんばりたい」と檄を飛ばしている。2位になったキヤノンの御手洗富士夫社長の「大変満足している」というコメントとは大違いだ。