ダイハツ工業は14日、厚生年金基金の代行部分を返上する、と発表した。これによる、業績予想の修正も同時に発表、連結最終利益が前回予想にくらべ、75億円多い140億円に増加する。
厚生年金基金の代行部分返上は、厚生年金に関わる制度改正により可能になったもので、代行部分の返上により、年金債務の圧縮ができるため、多くの企業が制度を活用するようになっている。
ダイハツが加入しているダイハツ厚生年金基金も、1月30日付けで、厚生労働大臣から認可を受けた。これによりダイハツでは今期、130億円の特別利益が発生、連結および単独決算に計上することにした。130億円のうち、半分弱が税金となるため、75億円が連結最終利益に上乗せされる。