ポルシェAGは、ポルシェの新たなフラッグシップとなる『カレラGT』を3月に開催されるジュネーブモーターショーで、デビューすると発表した。
カレラGTに搭載するエンジンは生粋のレーシングエンジン。5.5リッターV型10気筒の自然吸気エンジンをベースにレーシングカー専用に開発した。排気量は5.7リッターで、最高出力612ps、最大トルクが590Nmに及ぶ。最高速度は330km/hで、0-100km/h加速で3.9秒、0-200km/h加速でも9.9秒をマークするほどのスプリント性能を実現した。
また、スポーツ性能を最大限に引き出すため、車両のいたるところで軽量構造技術を盛り込んだ。
ポルシェのニューロードスターには着脱の簡単なルーフシステムも装備した。このルーフは2.4kgのカーボンファイバー製軽量シェル2体から構成され、フロントラゲッジコンパートメントに収納できる。
ポルシェが初めて導入するモデルカレラGTは、ライプツィヒ工場で生産され、2003年終盤に出荷される予定だ。