トラックの危険運転を自動報告---国交省が新安全管理システム

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国土交通省は7日、トラックの過労運転やスピード違反などをリアルタイムで営業所が把握できる「リアルタイム安全管理システム」の実証実験を始めたと発表。

デジタル式タコグラフに記録される速度・時間・距離の“法定3要素”に加え、急発進や急加速、営業所が指定した速度の超過状況、連続運転時間などのデータを収集、危険な運転状況を察知した場合、車両側から自動車で移動体通信を経由して営業所へ情報が届く仕組み。

現行の運行管理は、乗車前と乗車後の点呼が基本で、運行中はドライバーに任されてた。このシステムを使えば、例えば危険な運転を察知した時、営業所の上司が電話で注意を促したり、休憩を取るよう指示することができるほか、運行管理実績を給与に反映させるなど、さまざまな安全運転指導策が可能になる。

国交省は1−2月まで実験を行い効果を確かめた後、トラック業界へ導入を促していく考え。

《編集部》

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