ホンダは、自転車レースのダウンヒル競技専用マウンテンバイク「RN01」(アールエヌゼロワン)を開発し、2003年のジャパンシリーズとワールドカップに参戦すると発表した。実戦を通して技術蓄積、性能向上を図るのが狙い。
マシンの開発とチーム運営は、ホンダの二輪研究開発部門の本田技術研究所の朝霞研究所が担当する。2003年シリーズは、「チームG Cross Honda」の名称で参戦する。ジャパンシリーズは全戦、ワールドカップはスポット参戦する。
RN01は、フレーム強度の徹底解析で、ねじれに対して応力が集中しやすい部分を強化したするとともに、サスペンションはカヤバ工業、ブレーキが曙ブレーキ工業とそれぞれ共同開発し、高い制動力、コントロール性、軽量化を実現した。
ライダーには2002年ワールドランキング68位、ジャパンシリーズランキング5位の井出川直樹選手を起用する。
ダウンヒルレースは、雪の無いスキー場など下り坂のコースで時速70−80km/hでタイムを競う自転車レース。ホンダは、モトクロスマシンで培った技術を応用して競争力を高めていく方針だ。
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