ポルシェAGは、株主総会を開いて2003年1月期の中間決算を発表した。この中で、グループ全体での税引き前利益は速報値で1億8510万ユーロに達する見通しを明らかにした。これは前年同期と比べて19.6%増で、世界的に景気は低迷しているが、高級車ポルシェは健在だ。
速報値によるとグループ全体の売上高は前年同期比19.6%増の22億ユーロとなる見込み。連結対象のポルシェファイナンシャルサービスの売上げ分を調整しても同10.4%増の20億3000万ユーロとなった。
販売台数も同5.2%増の2万4684台と好調だった。『ボクスター』は不振だったものの、『911』が好調だったほか、ポルシェ初のSUV『カイエン』も貢献した。