安全確認は何度でも---大阪市バスが横断中の歩行者を直撃

自動車 社会 社会

7日午前、大阪市住吉区内の市道交差点で、この交差点に隣接する車庫から出発した大阪市交通局の路線バスが横断歩道を歩いていた69歳の女性の存在に気づかず、そのまま突っ込んだ。女性はバスと衝突した際に頭を強打して意識不明の重体となっている。

大阪府警・住吉署の調べによると、事故が起きたのは7日の午前6時20分ごろだという。大阪市住吉区万代東の大阪市交通局(市バス)・住吉営業所を出発したばかりのバスが市道交差点を右折しようとしたところ、横断歩道を渡っていた69歳女性の存在に気づくのが遅れ、そのままはねた。女性はバスと衝突して転倒した際に頭を強打し、意識不明の重体となった。

警察ではバスを運転していた44歳の運転手を業務上過失致傷の現行犯で逮捕し、事故当時の詳しい事情を聞いている。取り調べに対して運転手は「他車の動きに気を取られ、横断歩道を歩いていた女性の存在に気づかなかった。気づいたときにはバスに接触していた」などと供述しているという。

警察では前方不注意が事故の原因とみているが、飲酒運転の続発する昨今の状況を考慮してか、運転手からアルコールは検出されていないと、とくに発表している。

●おおっと!! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では毎日の記事の中からオートアスキー編集部が選んだおすすめ記事をランキングにしてお届け。自動車業界の動向をウォッチング!---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集