気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年12月13日付
●ホンダ、「ライフGタイプ」に特別仕様車(読売・10面)
●全国社会人ラグビー、最後の戦い、明日開幕、トヨタ、NECなど「死のC組」(読売・23面)
●政府・与党、高速道整備に「15年で3兆円」合意、建設抑制巻き返しも(朝日・3面)
●規制改革会議2次答申、警察庁、駐車違反対応、民間委託を拡大(朝日・4面)
●恒例の今年の漢字は「帰」、日本漢字能力検定協会が発表(産経・1面)
●カルロス・ゴーン社長講演、「批判を進歩に結びつける」(産経・9面)
●シリーズ政治家、民に旗振る、「未来車、戦略欠く不安」(日経・1面)
●バスの乗り降り、より楽に、国交省などが車高5センチ低いモデル車開発(日経・15面)
●ベンツタクシー、縁起も乗せて予想以上の反響(日経・31面)
ひとくちコメント
今年の世相を漢字一文字で表現する「今年の漢字」に「帰」が選ばれた。財団法人「日本漢字能力協会」が発表したもので、きょうの各紙には、京都・清水寺で行なわれた発表会で、森清範貫主が大きなパネルに一気に「帰」の文字を揮毫するスナップ写真が1面を飾っている。
北朝鮮に拉致された5人が24年ぶりに帰国したニュースを反映しているからだが、森清範貫主は「政治、経済などいろいろな面で原点に『帰ろう』と考える人が多いのかも」(日経)と話している。
自動車業界でも日産自動車がV字回復を前倒しで達成、その原動力の象徴としてあの幻の名車『フェアレディZ』も帰ってきた。経営再建中の三菱自動車でも往年のヒット車種『コルト』が復活の狼煙をあげながら復帰してきたが、三菱の場合はどん底から這い上るにはしばらく時間がかかりそうだ。