7日から15日まで開催予定のイタリア、ボローニャ・モーターショーにおいてフィアットは、コンセプトカーの『シンバ』を発表する。アフリカのサバンナと大都市の渋滞のいずれも走り抜ける、ミニミニバン車体と四輪駆動をもつスモールオフローダーだ。
多様化の進む消費者の志向と、その中で成長の期待できるセグメントを考慮してシンバは開発されたとフィアットはいう。そしてラリー競技やジャングル探検に参加できるだけのオフロード走行性能をもつと関係者は豪語する。さらに全長3680 x 全幅1630 x 全高1730(mm)という小柄な車体は、都市中心部の狭いストリートや渋滞をかき分けて走るのが楽しくなるという。
コンセプトカーにもかかわらずメーカーは「ヨーロッパ初のスモールオフローダー」と宣言しているところを見ると、量産化のつもりがあるらしい。するとパンダの後継車か。