世界で初めて販売される燃料電池自動車トヨタ『FCHV』は、ハイブリッド技術によって燃料電池とバッテリーの高度な制御で、高効率と高級車の静かで滑らかな走行性能を実現したとしている。
自社開発した高性能燃料電池トヨタFCスタックを搭載する。車体は『クルーガーV』をベースにし、これまで13万kmに及ぶ走行試験を行ってきた燃料電池ハイブリッド実験車『FCHV-4』を開発、さらにこれをベースに、信頼性や耐久性を高めた。燃料は水素を使用する。
スペックは1回の水素の充填で10・15モードで航続距離は約300km、最高速度は155km/h。定員はクルーガーVと同じで5人乗車可能だ。
このほか、ルーフ・フェンダーなどのアルミ化による車体の軽量化、制動灯・尾灯のLEDの採用による消費電力低減、冷媒にCO2を使うフロンフリーエアコンを初めて市販車に採用するなど、エンジン以外でも環境を追求した。