気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年11月14日付
●2002-2003日本カー・オブ・ザ・イヤー、「アコード」など、ホンダ3年連続受賞(読売・13面)
●日本GM、7人乗り「シボレー・トレイルブレイザー」追加発売(読売・13面)
●派手な銀ブラ、ベンツが銀座4丁目のビルに突っ込む(朝日・39面)
●7都県市首脳会議「ディーゼル車で対策本部」(毎日・22面)
●2.7メートルのマフラー巻き込まれ、ゴーカート「ウルトバキー」で26歳女性窒息死(毎日・26面)
●「寝た子を起こすな」ガソリン暫定税率で、塩川財務相が不穏当発言(東京・3面)
●自動車リース加速へ、個人向けにメーカー乗り出す(東京・9面)
●ゴーン氏、日産社長続投に意欲(産経・8面)
●トヨタ、タイで小型セダン生産開始(日経・11面)
ひとくちコメント
2002_2003年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」にホンダの『アコード/アコードワゴン』が選ばれた。ホンダは2000年の『シビック/シビックフェリオ/ストリーム』、昨年の『フィット』に続き、3年連続で獲得したことなる。また、アコードは7回のモデルチェンジで3回目の受賞。きょうの各紙が経済面で「アコード」の写真付きで掲載している。
受賞の理由は、「セダン市場が不調のなか、広い室内空間や高い走行性能などセダン本来の性能追求が評価された」という。だが、業界では「10月発売で、街中ではほとんど見かけないのだが……」と驚きの声も出ている、と毎日は報じている。それには筆者も同感である。自動車に詳しいと言われている評論家など59人の選考委員が投票した結果だけに、私感や思惑なども加味されていると判断すれば納得しやすい。
それはともかく、今回から国内で販売している輸入車も選考の対象となったそうだが、きょうの紙面は、アコードの受賞よりも、東京・銀座のビルの紳士服店に突っ込んだメルセデスベンツの派手な事故のシーンのほうが、インパクトを与えていた。