ヤナセとアウディジャパンは、ヤナセのアウディ専売店を統括する販売会社を、共同出資で設立することで合意したと発表した。
ヤナセは1992年にフォルクスワーゲン(VW)とアウディの販売から撤退、これに伴ってメーカー系インポーターがトヨタ系販社との共同や独自の販売ネットワークを構築してきた。そして、グループ企業であるもののVWとアウディとを分離して販売するとの政策から、アウディジャパンは独自の専売店網を構築してきた。
一方のヤナセはVW、アウディに代わって販売したオペルの販売が低迷、業績も悪化したため、2000年10月から、ヤナセの22店舗をアウディ専売店に衣替えして再参入を果たした。
ヤナセ、アウディジャパンでは、再参入の当初から、将来、アウディ専売店の統括会社を設立することになっていたと、している。
新会社はヤナセアウディ販売で、12月から営業開始する。資本金は7億5500万円で、ヤナセが66.6%、アウディジャパンが33.4%出資する。社長は菊地顕一ヤナセ執行役員。
今回の販社設立で、国内でのアウディ販売でヤナセの発言力が高まるのは必至だ。