気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年9月30日付
●福祉タクシー、白ナンバーOK、国土交通省運送法の例外規定を適用(朝日・1面)
●新日鉄、トヨタ、三菱商事、中国で「鉄の家」販売へ(朝日・6面)
●コラム「顔」オフロードレースで活躍する車いすレーサー、渡辺幸哉成さん(読売・2面)
●解説、高すぎる高速料金(読売・13面)
●欧州最大規模、パリ・モーターショー「日本勢新型車で意気込み」(毎日・10面)
●フェラーリ「エンツォ・フェラーリ」富士スピードウェイで初公開(毎日・31面)
●経産省・大阪ガス「新型燃料電池開発へ」(日経・1面)
●大宇、スズキと部品共通化(日経・13面)
●日産「フェアレディZ」来年10月欧州発売(日経・13面)
●昨年度、広告費、トヨタ7年連続首位(日経・19面)
●訃報、豊田寿子さん、豊田英二トヨタ最高顧問の妻、28日死去、82歳(日経・39面)
ひとくちコメント
昨年度の有力企業の広告宣伝費総額が前年度に比べ2年ぶりに減少したものの、トヨタをはじめ、自動車メーカー各社は軒並み大幅な伸びとなった。
きょうの日経が企業別ランキングを取り上げているが、トヨタは昨年度に計上した広告宣伝費が前年度比7.4%の増加の1023億円で7年連続のトップ。2位はホンダで同12.5%増の608億円。3位は花王だが、自動車メーカーでは日産が同28.7%の大幅増の459億円で前年の8位から6位に順位を上げた。10位の三菱自動車、16位のスズキも20%台の伸びを示し、18位の富士重工も二桁増となり、広告戦略の拡充が目立った。
その結果、ベスト20のうち自動車メーカーが6社も占めた。ただ、自動車各社の広告宣伝費の伸び率と国内販売の台数の伸びを比べると、各社の費用対効果は必ずしも一致していないようだ。