スズキは、同社の次世代コンパクトカーの考え方を示すコンセプトカー、『コンセプトS』をパリサロンに出品した。全長3650mm、全幅1730mm、全高1450mm、エンジンは1.6リットル直4でフルタイム4駆、トランスミッションはシーケンシャル6MT。
「スズキのモーターサイクルのスポーツイメージを、四輪に吹き込む」(解説担当者)というデザインコンセプトは、昨年のフランクフルトショーで好評だった『GSX-R/4』の兄弟分という感じだが、今回はより現実的にクローズドボディのハッチバックとなった。
コンパクトカーだが、スペース効率追及一本槍ではないという。『ラパン』は「凝縮感があり感情移入できる“何か”がある、キャラクターの強いクルマ」が人気になることを証明した。コンセプトSでは「ヨーロッパを力強く走る車」という方向でデザインしたという。