日産自動車は12日、自動車盗難対策を強化するため、エンジンイモビライザーの設定車種を拡大すると発表した。これまで一部上級車にのみ設定していたが、『スカイライン』『ステージア』以上のラージクラス乗用車やRV全車、スポーツ・スペシャリティーカーに設定を広げていく。
これらの車種には、標準設定またはオプションによって2004年末までに設定を完了する。またその他の車種についても、ユーザーや社会ニーズに基づいて採用を検討していく。
エンジンイモビライザーは、エンジン始動時にイグニッションキーのIDコードを照合し、コードが一致する場合のみエンジンを始動するしくみ。キー複製ができないほか、ハーネスを改造する方法でのエンジン始動もできない。
損害保険業界の調べではイモビライザー装着車では盗難件数が減少しており、同装置が一定の効果を出している。