気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年9月3日付
●トヨタが日産にハイブリッドシステムを供給、5年間で10万台(産経・1面)
●ゴーン社長がジーコ監督にシーマ贈呈!(読売・10面)
●自販連まとめ、8月の新車国内販売12カ月連続で前年割れ(読売・10面)
●都市対抗野球、きょう決勝、いすゞ(藤沢市)VSホンダ熊本(大津町)(毎日・18-19面)
●低硫黄軽油のスタンド販売開始、中旬までに都内GS144カ所でも(東京・21面)
●中国市場、1-7月の輸入車44%増、関税引き下げで(日経・9面)
ひとくちコメント
夏休みが終わり9月に入ったからというわけでもないだろうが、きょうの各紙は久しぶりに企業ニュースが大きく紙面を飾っている。まずケジメの話題では、原発トラブル隠し発覚で東京電力首脳が総退陣する引責人事を発表、やはり不祥事続きの三井物産も会長・社長が週内にも辞任を発表するという。牛肉偽装問題で揺れている日本ハムも大社前会長が球団オーナーも辞任し、主要役職から完全退任する。サッポロビールは発祥の地である札幌工場などを閉鎖する。
そんな暗い話題の中で比較的前向きな記事は自動車関連。トヨタが日産にハイブリッド車の技術を供与すると発表。その日産は、ゴーン社長がサッカー日本代表のジーコ監督に「シーマ」を寄贈した。さらに、都市対抗野球では、いすゞとホンダが勝ち進み、きょうの決勝戦は自動車メーカー同士の対決だ。とくに、いすゞは今季限りで休部となるだけに「有終の美」を飾れるかどうか午後1時から開始する決勝戦の経過が興味津々である。