気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年8月26日付
●高速道建設「凍結・見直し」46%、本社調査「計画どおり」8% (毎日・1面)
●環境・開発サミット、豊田章一郎・トヨタ名誉会長に聞く「英知集め平和と繁栄を」(毎日・28面)
●国交省、道路工事を制限、集中化、ドライバー泣かせ渋滞の原因(産経・1面)
●静岡突出、凍結論の焦点、県内のほぼ全区間着工、検証・第2東名・名神工事 (朝日・1面)
●失効者に国際免許あっせん、無免許運転幇助の容疑で逮捕者 (朝日・35面)
●国交省が利用者の満足度調査、5段階評価で「1.7」 (東京・1面)
●環境・開発サミットきょう開幕、新行動計画採択へ詰め (日経・1面)
●「経営を変える」蛇川忠暉・日野自動車社長「シェア力」トヨタ流貫く (日経・13日)
●自動車教習所値下げ競う「生徒減少、プランも多彩に」(日経・1 7面)
ひとくちコメント
ホテルや飛行機などのサービスを利用客が評価する顧客満足度調査は一般的に知られているが、国土交通省は道路全般の利用者の満足度を初めて調査した。
その結果をきょうの東京が一面トップ記事で取り上げているが、「高速道路の料金に対する利用者の通信簿は5段評価で1.7の厳しい評価」。道路全般の評価も2.6と低い。都道府県別の満足度は、トップが山口で、北海道、富山と続き、最低は徳島という結果だった。
国交省は「全般の評価で3を超えることを目指す」というが、評価を上げるには、有料道路の料金を安くすることと渋滞を緩和することに尽きる。産経は同じく一面トップ記事で、「国交省が今年10月から道路工事に制限を加え、ドライバー泣かせの工事渋滞のイライラを緩和させる新戦略を打ち出す」と報じている。
きょうは朝日も毎日も「高速道路建設」関連が一面トップ。6紙中4紙が独自ネタで一面トップというのも珍しい。