クーペ的なスタイリングと、SUのユーティリティを両立させた『ヴォルツ』。デザインのアクセントになっているルーフレールは、実はクロスオーバーを成立するために無くてはならない重要なパーツなのだ。
クーペ的な印象を持たせるためには、ルーフをボディ後部にかけて落としてやらなければならないが、一方では後席のヘッドクリアランスが失われてしまう。それをうまく解決したのが、全車に標準装備されたルーフレール。
よく見てやるとルーフレールの土台部分までルーフになっており、室内高を巧みにかせいでいるのがわかる。さらにクーペ的なウィンドウグラフィックと組み合わせることにより、室内高を確保しつつルーフ部分を薄く見せる効果を出している。