『Z4』のボディを支えるのは、『3シリーズ』に使われる後輪駆動プラットフォームのニューバージョンだ。サスペンションは、フロントはストラット式、リアは『Z3』の時代遅れのトレーリングリンク式に代わるマルチリンク式。
ステアリングシステムにもかなり大胆な変更が見られ、以前の油圧アシストから電動アシストに様替わり。これによって路面やステアリングの反応が「たいへんダイレクトに」(情報筋)感じられるようになったとのことだ。
エンジンは、後方にずっと下がってフロント軸直後に位置している。おかげでフロントとリアとのウェイトのバランスがちょうど50:50になり、また重心も大幅に低下されている。ボディーシェルは『Z3』と比較して2倍近くも頑丈になっていて、これならポルシェ『ボクスター』にも引けを取らないはずである。
日本向けに生産されるZ4には全て、16インチのランフラットタイヤに加え、DSC=スタビリティー&トラクションコントロールシステムと、最新式のABS=アンチロック・ブレーキシステムが標準装備される。それにBMW自慢のDDC=ダイナミック・ドライブ・コントロールシステムも付いてくる。M3にも搭載されていたこのシステムは、走行状態に応じてスロットルやステアリングアシストを制御するもの。ATバージョンでは、ギアのシフトポイントも制御する。
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