フロンの回収・破壊を義務付けるフロン法が10月1日に施行されることが決まった。これを受けて日本自動車工業会は、関係者への周知徹底と協力要請に取り組むとのコメントを発表した。
フロン法は使用済みのフロンを大気に放出させないための法律。自動車にはカーエアコンの冷媒にフロンガスが使用されているため、自動車メーカーや輸入業者が同法の適用を受けることになる。メーカーなどに対し、使用済みのフロンガスを回収して適正に破壊することを義務付ける。
自工会は当初、フロン法には反対の立場にたっていた。2004年には自動車リサイクル法が施行されフロンもここで規制されることになるからだ。しかしフロンは一刻も早く規制しなければどんどん大気中に放出されてしまうという懸念もあり、フロンだけ先に規制することに最終的に同意した。
自工会は7月中旬から8月初旬にかけて、全国47都道府県の55ヵ所で関係者への説明会を実施し協力をよびかけていく。