日産自動車は20日開催した定時株主総会で、今中間の配当を復配し一株あたり4円とする方針を明らかにした。
日産は前中間期の配当を無配としていた。経営再建策「日産リバイバルプラン(NRP)」を前倒し達成し、前期は過去最高の利益をたたき出したものの、正念場はこれからだ。世界販売を100万台増やすことを柱にした新経営計画「日産180(ワンエイティー)」を達成し安定的な成長段階に入るまでは真の復活といえない。
このため日産は開発や設備投資などにまだまだ資金が必要となる。しかし株主は配当を見送られたことに強い不満が…。総会でも業績回復を称えながらも配当政策には強い不満を示す声が多かった。
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