「最初からパトカーを狙っていた」と泥酔大学生---衝突事故で警官2名重傷

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警視庁は12日、検問中のパトカーに故意に乗用車を衝突させたとして、このクルマを運転していた19歳の大学生を殺人未遂の現行犯で逮捕したことを明らかにした。警察ではなぜパトカーを狙ったのかなど、この大学生を厳しく追及する方針。

事故が起きたのは12日の午前3時10分ごろで、向島警察署地域課の警察官が墨田区内の国道6号線でワールドカップ関連の交通検問をしていた際、路地から国道に進入してきた乗用車が待機中のパトカーに減速をしないままで突っ込んだ。この事故により、パトカーの運転席にいた43歳の巡査長が肩の骨を折って重傷。パトカーの近くにいた33歳の巡査長も巻き込まれ、顔面骨折などの重傷を負った。

乗用車を運転していた19歳の大学生にケガはなく、その場で殺人未遂の現行犯として逮捕されている。当時この大学生は酒酔い状態で、取調べに対しては「最初からパトカーにぶつけてやろうと思っていた」などと供述しているという。

警察では「故意にパトカーを狙ったとしたなら悪質」と判断、この大学生を厳しく追及し動機の解明などを急ぐ方針だ。

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《石田真一》

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