2002年FedExチャンピオンシップシリーズ、CART第5戦は、ロードコースとなるカリフォルニア州モントレーのマツダ・レースウェイ・ラグナ・セカで開催され、9日に決勝レースが行なわれた。
オープニングラップのターン2で多重アクシデントが発生するという波乱の幕開け。このアクシデントとその影響でホンダ勢のD. フランキッティ、A. フェルナンデス、P. トレイシーらが戦線離脱。5周目から再開されたレースはC. ダマータ、K. ブラック、B. ジュンケイラらトヨタ勢がトップ3を形成、そのまま終盤戦へと進んだ。
1位のダマータから7位、8位争いを展開する高木虎之介とT. ベルまで、トヨタチーム7台の勝利かと思われたが、残り3周で高木はコースオフ、結局戦列を去る。高木は「着実にレースを戦っていた。しかしS. ディクソンに追突してコースオフしてしまった。いつものブレーキングポイントよりも早めにブレーキをかけていたようで、とても避けられる状況ではなかった。調子はいいので次戦では表彰台へのぼるつもりだ」とコメント。
レースはダマータが逃げ切り堂々の優勝。2位にはC. フィッティパルディ、3位にブラックとトヨタチームが表彰台を独占した。
予選18番手からスタートした中野信治は、オープニングラップのアクシデント後のフルコースコーションでいっきに10位までポジションアップし、レース中盤には9位まで順位を上げホンダ勢のトップを維持するが、ピットストップで順位を後退、その後アンダーステアに悩まされながら15位でフィニッシュとなった。
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