サッカーワールドカップ日本代表と戦うロシア。2000年、CIS(旧ソビエト連邦)全体の数字で、乗用車、トラック、バスを合わせた自動車生産台数は約104万台。これは日本の1/8、アメリカの1/10、ドイツの1/5ていどだが、ここ3年は微増傾向にある。
ソビエト連邦当時の生産工場が現在はそれぞれ独立したメーカーになっている。まず西側に輸出されてわりと知られているのがラーダ(VAZ)。コンパクトカーの『サマラ』を中心に生産し、SUVの『ニーバ』は日本でも一部に根強い人気をもつ。
四輪駆動クロスカントリーはUAZもメインに生産している。コンパクトカーとミドルクラスを生産するのがIsh(またはイズマッシュ)、ミドルクラスの『モスクビッチ』を生産するのがAZLK、アッパーミドルの『ボルガ』を生産するのがGAZ、要心向けのリムジン『ジル』を生産するのがAMO ZIL。AMOは商用車を生産の主力とするメーカーだ。
Luazとタウリアはウクライナのメーカーとなった。ウクライナの2社も含めて、歴史上の経緯からVAZがエンジンを他社に供給するなどの共同生産体制が一部に見られる。ただしいずれも国際市場では統計に影響は与えない存在。西欧やアメリカのメーカーと技術提携して、近代化に努めているが道は険しいようだ。
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