三菱自動車は29日、愛知県と群馬県の販売会社でリコール未対策車が販売されていた問題について、リコール未対策車は販売できないようシステムの見直しを行うと発表した。
今回の問題は在庫車のリコール対策を責任を持って行うべき販売会社がそれを果たしていなかったことと、それをチェックするシステムがなかったことが原因で発生した。
このため三菱は、販売会社の在庫車(中古車を含む)については、リコール対策作業を完了したことが確認できない限り販売や他の販売会社への在庫の移動ができないよう、5月末からシステム変更することにした。同時に6月からはリコール対象車リストを見直しすでに販売された車両か、販社の在庫車両かを識別できるようにする。