『アテンザ』の室内装備は、近年ヨーロッパ車で流行している専用デザインのトレンドに沿ったものだ。オーディオ、カーナビなどはすべてアテンザの専用モデルだ。
センターパネルの最上段にはエアコン、オーディオ、時計表示を行う集中ディスプレイが設置される。ドライバーは最小の視線移動で、運転中のエアコン、オーディオ情報を得ることができるのだ。また各種スイッチもブラインドタッチで操作できるものとし、運転中の危険を排除する。これはエアコン、オーディオ機能をモジュール化し、パネル裏側に搭載することで実現されたもので、世界初の試みだ。オプションのナビゲーションシステムはDVD式で、ダッシュボード中央にポップアップ式で格納される。
これらの装備品やエンジン、ミッションなどの各パーツの連携は、ボッシュが提唱したCAN(コミュニケーションエリア・ネットワーク)で相互通信が行われる。ハーネス類が大幅に少なくなり、整備性、耐経年劣化の向上、軽量化に貢献している。