12日に東京・お台場のトヨタデザインMEGAWEBスタジオで行われた『ist』(イスト)のデザイントーク。後半に行われた質疑応答では、トヨタデザインの未来像にまで話が及んだ。キーワードは“Vibrant Clarity”。
「トヨタ車はコンパクトカーから高級車まであるために、総体としてデザインを語るのは難しいのですが」とトヨタ自動車デザイン部グローバルデザイン企画室主査の布垣直昭さんが答えた。
グラフを指しながら、「横軸左にlaboured(コテコテ)と右にfresh(さわやか)、縦軸上にanimated(元気)と下static(動的)をとって、今のトヨタデザインがこの辺り(中央やや左上)にあるとしたら、今後のトヨタデザインはこの辺り(右上:元気&さわやか)にもっていきたいと思っています」という。
さらに布垣さんは「これを“Vibrant Clarity”(活き活きとしたさわやかさ)として、毎日見ても飽きが来ない、ワクワクがずっと続くデザインを目指したい」と語った。
今回のデザイントーク、2時間という短い時間ながら、開発担当者の開発にこめた思いや、ここでしか聞けないデザインへのこだわりなど、興味深い話をたくさん聞く貴重な機会であった。「今後もデザインが特徴となるようなクルマの場合など、年に数回程度開いていきたい」と布垣さん。デザインに興味がある方はぜひ参加してみては?