米国株高を好感し、全体相場は3日ぶりに反発。円相場が1ドル=128円台に軟化したため、自動車株に人気が集中した。
日産自動車の勢いが衰えない。外資系を中心に買い物が入り、前日比7円高の1004円と終値も4ケタ乗せ。一時1011円まで買われ、10日に付けた年初来高値1006円を更新した。企業業績が不透明な中、正真正銘の好業績企業とあって市場全体のコア銘柄として注目度が高まっている。
三菱自動車工業が3日続伸し、5円高の403円。今後3年間でミニバン、小型車約10車種を投入する方針を公表したことが好感された。前日決算発表を行ったトヨタ自動車も、40円高の3580円と3日続伸。いすゞは100円台を回復したが、前3月期業績予想の下方修正が明日以降影響してきそうだ。この日下げたのは、8円安のマツダのみ。
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