トヨタ自動車が23日発表した2001年度実績で、国内生産台数が3年ぶりに前年度実績を下回ったことが明らかになった。国内販売が2年ぶりにマイナスとなったことが主な要因。
同社の2001年度国内生産台数は前の年度に比べ、マイナス1.7%の336万4000台となった。輸出はアメリカ向けなどが増加し、同0.2%増とかろうじてプラスを維持したが、国内販売が5.4%減と2年ぶりに減少した。景気回復の遅れから国内では新車需要全体がマイナスだったことが大きく響いた。
さらに積極的に投入した新型セダンの販売が不調だったことやホンダの『フィット』がヒットしたことで『ヴィッツ』の販売が相対的に落ち込んだことが影響した。このため軽を除くトヨタの国内シェアは0.9ポイント落ち、42.2%となった。