トヨタ自動車は17日、豊田自動織機と現地企業との合弁でマニュアルトランスミッションの生産会社を設立したと発表した。2004年6月から生産を開始する。
新会社「トヨタ・キルロスカ・オートパーツ」はインドのカルナタカ州バンガロール市に設立した。約60億円を投資しマニュアルトランスミッションを16万基、フロント・リヤアクスルおよびプロペラシャフトをそれぞれ5万基生産する能力を持つ工場を建設する。
トヨタはインドで多目的車の組み立てを行っているほかバングラディッシュやパキスタンといった近隣国でも車両の組み立てを行っている。パワートレーン系の基幹部品の生産を現地化することで現地調達率を高めコスト削減につなげる。