アメリカで「ジェネレーションY」または「エコブーマー」と呼ばれる運転年齢に達している若い世代は、2010年には人口7000万人と予測されている。その世代を狙ったトヨタ第三のブランド「サイオン」の登場はアメリカの自動車市場に大きな衝撃を与えている。
というのも、これまでのマーケットリサーチなどで、この新しい世代に属する若者の特徴は「既存のブランドを嫌う」傾向があるため。つまり親の世代が支持した日本ブランド、「トヨタ」や「ホンダ」に背を向ける可能性がある。そこで全く新しいブランドが登場することで、この世代の心を引き付ける可能性があるためだ。
日本でヒットした『bB』のようなボクシーで「若さ」を強調したクルマと、新しいネーミングとの組み合わせは、かなり好感度が高い、と予測されている。