新年度入りしたが、海外の大口投資家がイースター休暇とあって引き続き盛り上がりに欠ける展開。全体相場は反発したものの、平均株価の上げ幅は4円足らずだった。その中で、円安効果も加わり自動車株は全面高となった。
三菱自動車工業が前週末比20円高の351円と反発し、年初来高値を更新した。ダイムラー・クライスラー主導の経営改革に対する期待から、市場の注目度が高まっている。また、マフラー最大手のフタバ産業が、25円高の1505円と4日続伸。三菱自の小型戦略車『Zカー』向けの受注を獲得したとして、米国系証券の一角を経由した買いが継続しているようだ。
日産自動車は15円高の953円と反発。出来高は市場第5位と高水準を保っている。トヨタ自動車、ホンダも反発し、マツダ、富士重工業もしっかり。2001年度の登録車販売台数が2年ぶりに400万台を割り込んだが、改めて悪材料視はされなかった。